ぱせりブログ

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『「いつも忙しい」がなくなる心の習慣』
  
     水島広子              すばる舎

人がやっているからやるべき、
気分転換したらそれっきりできなくなるのではないかなどの不安を、
「忙しさのメガネ」と名付けて、自分の人生を取り戻す方法を教えている。

「どれだけ自分の滋養になるか」という表現は秀逸だと思う。

 
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| 23:45 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0) |
『思考の「型」を身につけよう 人生の最適解を導くヒント』
   飯田泰之 朝日新聞出版


経済学の考え方を使って、因果関係と相関関係、必要条件と十分条件、
機会コスト、割引率、埋没コスト(サンクコスト)などの、
思考のツールボックスをわかりやすく提供している。

情報リテラシーが必須の時代だから、
こういうツールは
10代のうちに手に入れておきたいものだ。

個人的には「周りよりは確かに高いけど、もっと高いところはある」局所最適と
「本当に最適」な大局最適という概念を知って、
今まで何となく考えていたことが明確になってよかった。

人事評価に納得できずストレスがたまっている人は、
効率努力と関係努力の項を読むと、冷静に戦略を立て直せるかもしれない。

「人が主観的な意味で合理的であると想定すること」は、
経済活動上のチャンスにつながるだけでなく、
とらわれから解放されて楽な気持ちになることにもつながるだろうと思った。

 
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| 22:20 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0) |
『福島第一原発収束作業日記』
       ハッピー              河出書房新社

福島第一原発作業員のハッピーさんのツイートは途中から読んでいたけれど、
3.11から通すと、どれだけ大変なことだったか、
そして未だ収束していないことがよくわかった。

お金がかかることを避けたい、
工程表に間に合わせなければならないという理由で、
その場しのぎの作業をし、その結果次々に不具合が出て、対応に追われる。
そして数年で作り直さなければならない。

結局不必要に被爆しベテラン作業員が足りなくなる。
費用も余分にかかるという実態に腸がねじれるような心地で読んだ。

しかし、幸運もあって、
ちょうどその時期が検査期間で通常よりかなり多くの作業員がいたのだという。
しかも危険にも関わらず多くの人が残って作業を続けてくれたことに感謝したい。

原発は
F1だけではない。
今後日本中にたくさんある原発で事故や災害があった時、
作業員が踏みとどまろうと思えるためにも、

F!の作業員への保障や処遇の改善が必要だと思う。
 
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| 23:16 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0) |
『チャイニーズ・ライフ』 
             李昆武/フィリップ・オティエ     明石書店

中国人の漫画家が、自分の人生を通して描いた激動の時代を生きる中国の人々の姿。

上巻では、地方の共産党員の父のもとで恵まれた暮らしをしていた
小李が紅衛兵となり、その後軍に入るまで、
下巻では絵の才能を見込まれて新聞社に職を得て、
念願の党籍を得るまでを描いている。

文化大革命での紅衛兵の熱狂とその結果襲ってきたすさまじい飢餓、
その後急激な経済発展でみるみる豊かになる人々の生活。

寒さや飢えに苦しんだことも、教師を辱めたことも、
貴重な文物を破壊したことも、友だちを密告したことも、
振り返らずひたすら前に進むたくましさに圧倒される。

誰もが当事者だったために、文化大革命については誰も語ることができない。
あまりに辛いことは思い出したくないと小李は作中で語っているが、
いつの日か続編に描いてほしいと思う。

 
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| 21:48 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0) |
『シーン別アスペルガー会話メソッド』
       司馬理英子           主婦の友社

前半は会話の基礎や仕事のシーンでの会話について、
後半は女性向けの夫や子ども、
PTA、ママ友などとの会話について、
アスペルガー系の人のやりがちな言動が相手からどう思われるか、
感じのいい振る舞い方の例などが記されている。

その場にいない人の悪口が始まったらどうすればいいか、
上司に飲みに誘われて妻と別れるつもりと言われた時に
どう言えばいいかなど、けっこう実用的だ。

後半は女性向けとはいえ、男性が読んでも
女性がいろいろ気を使って生きていることがわかっていいのではないだろうか。

 
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| 23:43 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0) |
『悪魔のDNA 園子温』
   速水由紀子           祥伝社

「地獄でなぜ悪い?」「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」「ヒミズ」
「希望の国」の映画監督・園子温の伝記ノンフィクション。

映画で自分を表現しないと生きていけないと
自分のすべてを映画にしてしまう園子温監督の過激な人生と、
彼の撮るとんがった映画と、アングラからの時代の光景が、
ジャーナリストの速水由紀子の切れ味鋭い筆力と
映画のような凝った構成で描かれている。

ひきこまれて一気読みしたものの、園子温の映画は一つも見ていないし、
「かもめ食堂」のような緩やかな映画が好きな私には、
血のりと暴力が溢れる映画は、
いくら海外の映画賞で相次いで受賞していても
「ぜったい無理!」と思いながら読んでいた。

しかし、経験も演技力もない若手俳優を見いだして育てる力や、
身体パフォーマンスへのこだわり、

4時間でも息をつかせない編集などを知ると、
他の誰にも作れない独創的な作品だということはわかった。
これは勇気を出して見ないわけにはいかないな。


著者は園子温の創作の原点を父との葛藤と見ているが、
私は年齢的にどうしても親の側からも読んでしまうので、
ここからはその感想。

親は自分の望む形で息子が育つことを望み、
息子は自分が望む形で親が自分を受け入れてくれることを望んだ。
親子は鏡のように似ている。

そのために生じたねじれは、
息子が親を遙かに凌駕する感性とエネルギーを持っていたことで、
家出をしなければならないほどに大きくなった。

自分の映画の感想をひと言も口にせずに父が亡くなったことを、
園子温は父に愛されなかったからだと感じているようだが、
私にはそうは思えない。

世間体もあるかもしれないが、大学講師の収入で
3浪することを許し、
入学した大学にろくに通わず中退した後、
映画を撮影すると言い出した息子に家族で協力するなど、
めちゃくちゃに愛されているように思うけれど。

映画の感想を口にしなかったのも、
十代の息子に自分の教養や感性を否定されたために、
何を言っても軽蔑されるのではないかと思っていたのではないか。

自分で父の感じ方を否定し封じたのなら、
父の思いを聞くためには、
息子が自分でその封印を解くことが必要だったのではないかと思う。

 
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| 22:18 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0) |
『まんが クラスメイトは外国人 多文化共生20の物語』
   「外国につながる子どもたちの物語」編集委員会 みなみななみ絵
    明石書店

いろいろな国の生徒たちがいる学校で起きていることを描いたまんがと、
歴史的社会的な背景の解説がセットになっている。

外国人クラスメートと関わらないのは、
彼らから学校生活の楽しさを奪うだけでなく、
自分たちも外国人クラスメートと過ごす楽しさを失うことになる
という視点が新鮮だ。

彼らが日本にいる歴史的な背景や、
現在のアルバイト事情など知らないこともたくさんあった。

グローバルを目指すなら、
まず地元の学校にいる外国人生徒のことを知ることから始めればいいと思った。

 
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| 22:35 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0) |
『行ってもイイ精神科、ダメな精神科 東京23区精神科潜入記』
   ひろ新子
         バジリコ株式会社

若い頃から演劇やパンクを続け、
5年前まで精神保健福祉士、今は飲み屋経営者の著者がうつになって、
東京
23区につき一か所の精神科クリニックを一度ずつ受診して実態を探ったルポ。

自分の生き方を貫き、考え方や感じ方がはっきりしているため、
それぞれのクリニックがどんな空間で、どんなスタッフがいて、
患者はどんなことをするのか、診察場面はどうなのかが
目の前で見ているかのように伝わってくる。

不調を自覚していても、どんなことが待ち受けているか不安で
精神科を受診できないでいる人には大変役に立つと思う。

一方、薬や精神医学に関して非常に断定的に述べており、
医師や薬剤師の監修かせめてコメントがほしいところ。

医学は日進月歩で新しい知見が出てくる分野であり、
読む人は本書の内容をうのみにするのではなく、
最新の情報を確認することが必要だろう。


2人の医師に躁うつ病(双極性障害)の可能性を示唆されて
強く否定している部分では、
双曲況疹祿欧砲弔い討蝋洋犬靴討い覆い茲Δ亡兇犬拭

双曲況疹祿欧鮓過ごされて、
長年うつ病の治療を受けている人が多いことが問題となっている現状を考えると、
初回で躁うつ病の可能性を排除しないのは適切なのではないかと思ったりした。

 
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| 23:15 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0) |
『下町ボブスレー 僕らのソリが五輪に挑む 大田区の町工場が夢中になった800日の記録』
       奥山睦    日刊工業新聞社

初の国産ボブスレーの開発を通じて、
大田区の町工場としてのブランド力をアップし、
海外からの受注や航空機産業にもつなげようというビジョンにワクワク、
課題の連続にドキドキして一気に読んだ。

同じ地域にある技術力の高い町工場が連携するスピード感がすごくて、
氷面を疾走するボブスレーのイメージと重なる。

参加した企業はボランティアだが、リーダーシップを学べたり、
社員が積極的になり自分から提案するようになったりと、
得られたものも大きかったようだ。

低慣性とか空力特性とか耳慣れない言葉がたくさん出てくるが、
理系音痴の私も何となくだがついていけて、
高校時代はやばやと物理に挫折したのがもったいなかったという気持ちになった。

「理系は苦手」「自分は文系」と思っている中学生や高校生こそ読むといいかもしれない。

 
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| 15:07 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0) |
『考える生き方 空しさを希望に変えるために』
       finalvent             ダイヤモンド社

「極東ブログ」で書評などを書き続けているfinalventさんが半生を綴った本。

予想では達観した人と思っていたが、
いきなり「自分の人生はからっぽだった」と始まる割には、
学生時代の失恋をひきずったり、
奥さんのお産のために沖縄に移ったり、
育児用品をアメリカから取り寄せたりと、
新しもの好きで、熱くて、行動的な人のように感じた。


結婚などしないだろう、50歳まで生きないと思っていたのに、
結婚して子どもも
4人授かって、
55歳になって老いることを受け入れなければならなくなった戸惑い。

言語学、パソコン、歴史、ヨガなどに向けられる飽くなき好奇心。
大学院や会社での挫折などが青年のような初々しい筆致で語られている。

拡張された歴史感覚というのもよくわかる。
私も最近は「
100年前や200年前なんてほんのちょっと前だよね」
という感じがしていたので、
同じように感じている人がいることを知ってうれしかった。
著者は1000年超えでもっとスケールが大きいけれど。

 
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| 16:35 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0) |
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