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「医学のたまご」
  海堂尊  理論社

桜宮市に住む歴史オタクの中学生曽根崎薫は、歴史以外はほぼ劣等生。
両親は幼い頃離婚して、ママの顔も知らないし、双子の兄弟とも離れ離れ。
しかもパパはアメリカにいて、毎朝くれるメールは朝食のメニューだけ。

そんな平和な薫の生活は、ある日をさかいに激変した。
学年や既存の教科の枠にとらわれずに潜在的に研究能力の高い中学生を選ぶテストで、
全国1位をとったからだ。
文部科学省のプロジェクトとやらで、
いきなり地元の名門東城大学医学部に入学して高度な研究をすることになる。

チーム・バチスタ・シリーズのヤングアダルト編といった感じである。
薫の一人称で書かれた小説は、要領のいい薫のノリで快調に読み進められる。

そしてエンターテイメントを楽しんで、医学について考えさせる、
著者の医学小説の根本はちゃんと抑えてある。

今回は研究だけでなく、商品開発や事業立案など、
他に先んずる早さを求められているすべての人に考えてほしいテーマだった。

東城大学医学部といえば田口先生だが、一瞬しか顔を出さず、愚痴外来の名すら出ない。
すっかり世代交代の感があって、感慨無量である。
桜宮市でも時は流れるのだ。

チーム・バチスタをもじったのではないだろうが、今回はチーム曽根崎である。
いや、正確には三田村・曽根崎か。

そしてクールなスーパー高校生の先輩があの時のあの子だったなんて心底驚いた。
かっこよくなったなあ。
桃倉さんは、きっとやさしいいいお医者さんになるだろう。

メールだけで登場するパパも素敵だ。
続編があるなら実物も出てきてほしい。

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医学のたまご 海堂尊
装画はヨシタケシンスケ。ブックデザインは守先正+高橋奈津美+輪湖文恵。 「日経メディカル」連載。理論社ミステリーYA!シリーズ。 ...
| 粋な提案 | 2009/01/08 1:09 AM |
『医学のたまご』 海堂尊
落ちこぼれ気味の中学1年生・曾根崎薫の父親は、世界的なゲーム理論学者。その父が作成した「潜在能力試験」を受けた薫は、父の問題作成を手伝っていた関係で全国1位の成績を収めてしまう。文部科学省の特別教育プログラムに選ばれてしまった薫は、あれよあれよという
| 【徒然なるままに・・・】 | 2009/01/11 9:25 AM |
医学のたまご<海堂尊>−(本:2009年)−
医学のたまご (ミステリーYA!)クチコミを見る 出版社: 理論社 (2008/1/17) ISBN-10: 4652086202 評価:85点 内容(「BOOK」データベースより) 僕は曾根崎薫、14歳。歴史はオタクの域に達してるけど、英語は苦手。愛読書はコミック『ドンドコ』。ちょっと要
| デコ親父はいつも減量中 | 2009/09/12 1:08 AM |