ぱせりブログ

ニュースサイト兼日記

<< June 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 「アナと雪の女王」 | main |

一定期間更新がないため広告を表示しています

| | - | - | - |
『誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち』
   黒川祥子
         集英社

虐待を受け、施設に保護された後、里親と暮らし始めた子どもたちについて、
主に里親に取材して書かれた本。

感情も表情も押し殺して生き延びてきた過酷な生活、
保護された後も過覚醒で眠れなかったり、
ふとしたきっかけで解離して表情を失って固まるなど、
長く続く虐待の影響を知ってたまらなくなる。

多くの子どもたちが精神科の薬の服用が必要であり、
学力的にも非常に遅れている。

安心できる環境で蓋が開いた子どもたちの行動に翻弄される里親たち。
親となって、自分の子に手をあげてしまいながら模索を続ける被虐待の女性。

虐待した親も恵まれない環境に育ち、10代での出産や孤立した子育てに苦しんでいた。
子どもたちが笑顔でいる家の里親は、
地域の人々の支えや補助員の雇用など、孤立していなかった。

安心できる環境で過ごすうち、
学校での特別な配慮が不要になったり、
学力がぐんぐん伸びる子もいる。

虐待の連鎖を断ち切るために、
まず現状を知ることと、
社会的養護のいっそうの充実、
社会や地域が親を支えることが必要だと思った。

 
JUGEMテーマ:読書
| 22:03 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0) |
| 22:03 | - | - | - |









url: http://tamanegi.jugem.cc/trackback/1457