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『極めるひとほどあきっぽい』
       窪田良    日経BP

著者は40代後半までに、網膜で動く遺伝子を見つける研究者、眼科の臨床医、
アメリカ留学、加齢黄斑変性の飲み薬を目指す創薬ベンチャーの経営者と
キャリアをチェンジしてきた。

タイトルでは「あきっぽい」としているが、
著者は何年間も試験管洗浄や細胞の培養のような地道で細かく技術のいる作業を行い、
それが研究や起業の戦略に生きている。

どの段階でも集中して取り組み、評価も受けている。
「中途失明を減らす」という目標のためと考えると、ストーリーは一貫している。

アキュセラというベンチャーでも、
起業当初はクリエイティビティを重視したとがった人材を採用するが、
短期間で成果を出すと彼らを解雇し、
クオリティの高い作業を繰り返しできる
オペレーショナル・エクセレンスを重視した人材を採用する。

過酷なようだが、
優秀という評価を得た出身者はよりよい条件の会社に移ることができ、
会社もよりよい人材を採用することができる。

アメリカで現地の小学校に入り、
1年近くまったく聞き取れなかったのが、
勉強を続けていたらある日すべて聞き取れるようになった経験から、
努力の成果は直線的ではなく、非連続である日突然現れる。
正しい戦略をとっているなら、それまでの間あきらめないことが大切と説いている。

アメリカの小学校で、
クラスメートと共通の話題を持つために新聞配達をしたくだりも含め、
働くことに多くの示唆を与えてくれる。
起業を考えている人にも役立つだろう。

 
JUGEMテーマ:読書
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